2005-08-29 ArtNo.36208
◆大型バイクのRoyal Enfield、売上げ倍増目指す
【チェンナイ】ニッチ・セグメント・モーターサイクルの製造を手掛けるRoyal Enfield Ltd(REL)は、製品の革新を通じ5年内にその年間販売台数を現在の2倍の6万台に拡大する計画だ。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月27日報じたところによると、RELのR L Ravichandran重役(CEO)はこのほど以上の計画を明らかにした。それによると、2004-05年の販売台数は2万9576台で、内1577台は輸出された。今年は4万台の販売を目指す。Eicherグループの業績報告によると、RELの2004-05年の売上げは163クロー(US$3744万)、営業利益は0.66クロー(US$15万)だった。ちなみにRELは1994年にEicherグループの傘下に入った。
RELは顧客ベースの拡大を通じ、目標を達成する計画で、創設50周年を記念して最近、発売したBullet ElectraとThunderbirdの変形モデルも、そうした趣旨に基づいている。例えばBullet Electraは左側面にギア・シフトを備えている。
次期会計年度には若い成人層をターゲットにした製品を発売する。新たなプラットフォームをベースにしたもので、燃料効率も改善される。
この他、既存モデルに近く、新エンジンを搭載する。まず向こう6ヶ月間にThunderbirdに、その後輸出向けモデルに500ccの新エンジンを搭載する。
S Vaitheeswaran取締役(セールズ&マーケッティング)によると、RELはまた国防市場の開拓を目指している。同社は数ヶ月前にスリランカ空軍にBullets15台を納入した。南アフリカや南アジア地域協力連合(SAARC)諸国も、同社からのモーターサイクル調達に関心を示している。この種の納入契約は一般に入札を通じて行われるため、具体的販売台数を予想するのは難しい。とは言え昨年のモーターサイクルの法人向け販売台数は1500台で、今年は2000台を目指している。
エコノミック・タイムズが8月23日報じたところによると、ケララ州におけるBullet Electra 55とThunderbirdの発売式の席上、Vaitheeswaran取締役は今年の輸出台数を昨年の2000台から5000台に拡大する目標を明らかにした。それによると同社は昨年3万2000台を販売、内約2000台を輸出した。今年初5ヶ月のケララ州における販売台数は昨年同期比52%増加、1州における伸びとしては過去最高をマークした。Bullet Electraの価格は7万1800ルピー、Thunderbirdは7万7300ルピーと言う。
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