2005-08-29 ArtNo.36206
◆Ammana Bio、モロコシからエタノール製造
【ハイデラバード】主要石油精製会社に対するエタノール・サプライヤーとして知られる、Ammana Bio Pharma Limited(ABPL)は、全国で初めて家畜の飼料として用いられる砂糖モロコシを原料にしたエタノール・プラントを設ける。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月27日報じたところによると、ABPLのB K Murthy重役(ED)は23日以上の計画を発表した。それによると、新プラントのコストは20クロー(US$459万)。年間6クロー(US$138万)の売上が望める。インドはエタノールを燃料に混合することにより高価な原油輸入を5~10%削減できる。これまでエタノールは糖蜜から製造されたが、糖蜜の供給逼迫から同社は砂糖モロコシを原料に用いる新たな製造プロセスを開発した。
サトウキビの収穫には11ヶ月を要するのに対して、砂糖モロコシは100日で収穫できるため、単位面積当たりの収穫率が増し、回転期間が短縮される。新プラントには砂糖モロコシの絞りかすを利用した複合発電設備も備えられ、工業廃水のゼロ排出(zero discharge)が実現される。新プラントはクリーン開発メカニズム(CDM:clean development mechanism)の認定を受けるため、炭素クレジット(carbon credits)の販売も計画していると言う。
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