SEAnews 2005-08-26 ArtNo.36191

【ニューデリー】Tata Steel Ltd(TSL)は、向こう9年間に段階的に4万5000～5万5000クロー(US$103.35億-126.32億)を投じ、ジャールカンド州に第2工場を建設する。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥーが8月24／25日伝えたところによると、ＴＳＬ取締役会は23日、以上の計画を承認した。これはジャールカンド州のArjun Munda首席大臣とTata SonsのRatan Tata会長の8月20日の合意に基づくもので、新工場の製造能力は最終的に年間1000万トンに達する。第1期工事では向こう4年間に1万5000～2万クロー(US$34.45億-45.93億)が投資され、年産500万トンの設備が設けられる。その後5年間にさらに3万～3万5000クロー(US$68.90億-80.39億)が投資され、年産能力は1000万トンに拡張される。
ＴＳＬのB Muthuraman重役(MD)はMunda首席大臣に宛てた書簡の中で、ロケーション、必要インフラ、必要原料、その他の必要施設、必要手続き等に関する詳細調査を直ちに開始すると述べている。同調査は4週間で完了し、その後で正式の申請を州政府に提出する。ＴＳＬは州政府と同プロジェクトに関する正式の覚書を交換することを希望している。
ちなみにこれ以前にＴＳＬは、オリッサ州Dhubriに年産600万トン、チャッティースガル州に同300万トンの新鉄鋼プラントを建設、ジャールカンド州Jamshedpurの年産500万トンの既存プラントのキャパシティーを200万トン拡張、2015年までに合計年産能力を1500万トンに拡大する方針を明らかにしていた。