1995-10-20 ArtNo.3617
◆<馬>レノン社会長の持ち株処分に伴うパニック終息
【クアラルンプル】レノンBhdは18日、ハリム・サアド同社会長が先週金曜に8346万5000株を処分したのは、ファミリー・トラストに受益者名義を変更したに過ぎないとクアラルンプル証取(KLSE)に報告、これで同社株を巡るパニックは一応終息したようだ。
レノン株はシンガポールとの第2リンク(大橋)建設地付近における大型タウンシップの開発を巡り莫大な補償支払いを強いられるとの噂で値下がりしていたが、その最中にハリム会長が総発行株式の約5%に相当する持ち株を処分したため、投資家の間にパニックが生じていた。今週月曜に18Mセント値下がりしたレノン株は火曜にも一時は14Mセントの値下がりを見せ、最終的に前日比6セント安で引けた。しかしレノン社の以上の発表を受けて水曜の引け値は4.02Mドルと、10Mセント持ち直した。ちなみに同社株は8月14日には今年最高の5.20Mドルを記録していた。(ST:10/19)
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