【ニューデリー】ヤマハはインドの既存子会社Yamaha Motor India Pvt Ltd(YMIPL)が製造した二輪車や世界に展開する関連会社の製品をマーケッティングする新会社を設ける。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月19日伝えたところによると、新会社にはヤマハ発動機が99.99%、Yamaha Motor Asia Pacific Pte Ltdが0.01%出資、当初資本金は200万ルピー(US$4.6万)。二輪車の他、全地形型車両、船外機、スノー・モービル、発電機、多目的エンジン、水揚げポンプ、電気ハイブリッド自転車、レーシング・カート、ゴルフ・カー、無人ヘリコプター等の製品を販売し、YMIPL製品の販売に際してはマーケッティング・フィーを徴収する。
新会社は国内におけるマーケッティングを専門に手がけ、YMIPLが輸入二輪車の製造を開始した際には、国内調達に転換する。これにより既存子会社YMIPLは、二輪車及びその部品の製造/輸出に専心できる。しかし新会社が何時インド国内におけるマーケッティングを開始するかは明らかにされていない。
インド政府は、二輪車、完成車(CBU)、その部品、発電機、多目的エンジン、水揚げポンプの輸入及び国内取引に携わる事業に外国企業の100%出資を認めている。新会社はトレーディング・ビジネスを専門に手がけるため、『press note 1 (2005)』も適応されない。
アナリストらは、新子会社がスクーターの販売を手がける可能性を予想する。それによるとヤマハはインドにおけるスクーター販売の可能性を研究しており、当初はタイ工場から輸入するものと見られる。ヤマハはプレミアム・ハイパワー・モーターサイクルを輸入する可能性も示唆している。
ヤマハはまた第3工場の建設と既存工場の拡張に400クロー(US$9186万)を投じる計画を明らかにしており、新工場は輸出市場向けバイクの生産を主に手がけるものと見られる。