SEAnews 2005-08-19 ArtNo.36152

【ニューデリー】インドの今年7月の輸出額は72億3441万米ドルと、昨年同月の57億522万米ドルに比べ26.8％増加した。
デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥーが8月17日報じたところによると、鉄鉱石(81%)、石油製品(41%)、海産品(41%)、プラスチック＆リノリウム(41%)、米(37%)、既製服(35%)、基礎化学品(30%)、工学製品(25%)の輸出は何れも25％以上の成長を見た。また宝飾品輸出は17％成長した。
一方、今年7月の輸入額は99億米ドルと、昨年同月の74億米ドルに比べ33％増加した。Kamal Nath商工相は16日記者会見し、以上の貿易数字を発表した。
これにより今年初4ヶ月(2005/4-7)の累積輸出額は281億3472万米ドルと、昨年同期の231億8847万米ドルを21.33％上回った。
政府は、輸出促進策を講じ、今年通年で920億米ドル、2008－09年までに年間5000億米ドルを輸出する目標を達成する方針だ。このため農産品に対する100クロー(US$2297万)の税を撤廃する法案も既に国会に上程している。
今年初4ヶ月(2005/4-7)の貿易赤字は、輸入の36.36％の伸びにより139億米ドルに達したが、商工相はインドは多額の外貨準備を抱えているため、貿易赤字の拡大はそれほど問題にならないと語った。実際の所資本財及び原料の輸入は国内経済活動を促進する。また輸出は今年120万人分の就業機会を創出する見通しだ。
今年初4ヶ月の石油製品輸入は昨年同期の94億7000万米ドルから125億4000万米ドルに32.33％増加、非石油製品輸入は同214億米ドルから295億米ドルに38.14％増加した。