SEAnews 2005-08-19 ArtNo.36150

【スラト】グジャラート州Surat拠点のGarden Silk Mills Ltd(GSML)は、新築した連続重合(continuous polymerisation)プラントにおける部分延伸糸(POY:partially oriented yarn)とチップの商業生産を開始した。
ビジネス・スタンダードが8月17日伝えたところによると、GSMLが300クロー(US$6890万)を投じ、2004年1月に着工、今年7月に完工したスラト郊外Jolwa村の新工場には、米国企業Chemtexがチップ製造技術を提供、ドイツ企業BarmagがＰＯＹ製造設備を供給した。
新工場は、ポリエチレン・テレフタレート(PET)として知られるポリエステル・フィラメント・グレード・チップを1日600トン、ＰＯＹを同145トン製造でき、単一の工場としては国内最大規模を誇る。日産600トンのＰＥＴの内270トンを社内で消費、残りのチップ(modified/ bright/ regular)330トンは公開市場で売却する。
新工場が8月15日から商業生産を開始したことによりGSMLの売上は2倍以上に拡大する見通しだ。GSMLの年商は現在600クロー(US$1.38億)前後だが、来年の年間売上は1300～1400クロー(US$2.99億-3.22億)に達するものと予想される。GSMLは延伸仮撚(yarn texturising)キャパシティーの拡張も計画しており、これによりその足場を強化、紡糸ビジネスを一層拡大できる。
GSMLのPOY年産量は6万5000トン拡大し、11万5000トンに達する。創業した1994年当初の年産能力は7200トンに過ぎなかったが、今やRelianceとIndoramaに次ぐ国内第3位の紡糸会社になった。GSMLはやはりスラトのVareliに別の工場を有し、ポリエステル・サリーと衣料をGarden及びVareli商標で販売している。ブランド品ポリエステル・サリー及び衣料の国内最大のメーカーで、ジェット式織機(water-jet loom)のキャパシティーも国内最大を誇る。