SEAnews 2005-08-19 ArtNo.36140

【ニューデリー】政府系輸送会社Container Corporation of India(Concor)は、ブームを呼ぶ自動車産業に鉄道コンテナ輸送サービスを提供するため、メーカーと特殊コンテナ車両の製造問題を協議している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月18日報じたところによると、Concorは特殊コンテナ車両のデザインを既に完成、ウッタルプラデシュ州Lucknowを拠点にするIndian Railways傘下の設計標準調査協会(RDSO:Research Designs and Standards Organisation)の認可も取得している。
Concor幹部によると、同社はRDSOの認可を得たデザインを様々な鉄道車両メーカーに送付し、価格交渉を進めている。当面、7～8列車でサービスを開始する計画で、各列車は20～25両のコンテナ車両を装備する。現在は無蓋貨車を使用しているが、二層の積載スペースを備えた有蓋貨車を製造する計画だ。これによりより多くの自動車を積載でき、道路輸送コスト以下にコストを引き下げられる。
当面国内市場向け自動車の輸送に照準を合わせるが、輸出用車両や輸入車両の輸送需要にも応じる。
自動車製造工場から個々の自動車販売業者までエンド・ツー・エンドのサービスを提供する。ファースト・マイル及びラスト・マイルのコネクティビティーを確保するため自動車の輸送経験を備えた道路運送会社と提携する計画だ。複合一貫輸送を実現するため、積み替え等に際して自動車を傷つけることがないようコンテナの設計に特別の配慮を払っている。
Concorは、Maruti、Tata Motors、Hyundai等の自動車メーカーとも交渉を進めていると言う。