【ニューデリー】インド・タイ両国の自由貿易協定(FTA)交渉は膠着状態に陥り、早期収穫方式(EHS:early harvest scheme)から一歩も前進していない。
インディアン・エクスプレスが8月13日伝えたところによると、最近、ニューデリーを訪れたタイの交渉団は、何ら成果を上げることができなかったようだ。
インドが提出した1100項目にのぼる見直し後のセンシチブ品目リストに対して、タイ側は500品目以下に削減するよう要求、また原産地規則(ROO:rules of origin)に関しても『付加価値』と『関税番号の変化(CTH:change in tariff heading)』の二本立てを主張するインドに対してタイ側は『付加価値』一本に絞るよう要求している。
Kamal Nath商工相は今月3日の国会上院における答弁の席上、インドとタイはFTA枠組みパッケージには調印したものの、FTAそのものには調印していないことを確認した。