【ニューデリー】Maruti Udyog Ltd(MUL)の労組が、解雇されたメンバーの復職を、首相に直訴したことから、MUL労使紛争の再燃が予想されている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月14日伝えたところによると、全インド労働組合会議(AITUC:All India Trade Union Congress)傘下のMaruti Udyog Employees Union (MUEU)代表は去る8月3日、AITUのD.L. Sachdev全国書記らとともに首相に面会、解雇もしくは依願退職を強いられたMUEUメンバーの復職を嘆願した。
MUEUは1200人のMUL社員と2300人の元社員、合計約3500人のメンバーを擁すると主張している。しかしMULスポークスマンは、「MULの3300人の労働者にはMUEUメンバーは1人も存在しない。したがってMUEUは会社に対して如何なる要求も行うことはできない」と述べている。
MUEU筋によると、MUEUは1983年に設立され、2001年までMUL被雇用者を代表し、会社側と交渉して来た。しかし会社側は2002年にMULメンバー92人を解雇し、他の多くのものに依願退職を強いるとともに、別の労組を組織したと言う。