【ニューデリー】インド政府は10日、中小企業部門に対する融資拡大を促す新パッケージを発表した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月11日報じたところによると、小規模産業(SSI:small-scale industry)ステータスは、一般に工場や機械への投資額が1クロー(US$23万)以下のものに認められるが、製薬/繊維/スポーツ用品等の特定部門に関しては最大5クロー(US$115万)までの投資が認められる。P. Chidambaram蔵相がこの日国会上院で発表した新パッケージは工場/機械に最大10クロー(US$230万)までの投資が認められる中規模企業(ME:medium enterprises)に初めて照準を合わせている。
新パッケージには、1)『公共部門銀行の中小企業に対する融資額を少なくとも毎年20%づつ拡大する』、2)『Small Industries Development Bank of India (SIDBI)とCredit Information Bureau (India) Ltd (CIBIL)は共同で信用格付け会社を設立し、透明な信用格付け制度の確立を図る』、3)『全国に6万7000支店以上を有する商業銀行は各支店の貸付顧客に毎年中小企業少なくとも5社を追加する』、4)『銀行の不良資産のワンタイム・セツルメント』、5)『中小企業のための法人債務再編(CDR:corporate debt restructuring)メカニズム』が含まれる。