2005-08-12 ArtNo.36102
◆LG家電市場トップの座強化、Samsungは後退
【ムンバイ】韓国企業LGは、今会計年度第1四半期(2005/4-5)にテレビジョン、冷蔵庫、洗濯機セグメントにおける市場シェア・トップの座を維持した。
ビジネス・スタンダードが8月11日、市場調査会社ORG-Margのデータを引用し報じたところによると、同じ韓国のライバルSamsungの洗濯機、テレビジョン・セグメントのシェアは、昨年同期に比べ縮小、地元家電会社のGodrejとVideoconのシェアも下降線を辿った。
テレビジョン・セグメントでは、LGのシェアが26.7%と、昨年同期の24.2%を上回った。Samsungは2位の座を守ったものの、シェアは15%から14.4%に縮小した。地元ブランドOnidaも3位の座を維持、こちらのシェアは10.1%から11%にアップした。
Market Search India Pvt LtdのSundar Rajan氏は、「LGの商用/消費者用双方における高度に柔軟な価格戦略と良好な市場浸透率が、シェア拡大に貢献した。Samsungや他のプレーヤーはLGほどフレキシブルな価格戦略を採用できなかった」と指摘した。LG ElectronicsのSalil Kapoor営業主任は、「消費者志向、良好な販促・製品戦略・品揃えがボリューム販売拡大の主因」と語った。
洗濯機セグメントでも、LGは31.9%から35.1%にシェアを拡大、トップの座を強固にした。しかし地元のVideoconのシェアは14.8%から13.9%に下降。Samsungのシェアも14.6%から13.4%に縮小し、順位も3位から4位に後退した。
冷蔵庫については、LGは25.6%から29.4%に、2位のWhirlpoolは21.6%から23.2%に、それぞれシェアを拡大した。しかし3位Godrejのシェアは19.8%から16.3%に縮小した。
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