2005-08-12 ArtNo.36094
◆Shell、1mmbtu当たり7米ドルでR-LNG供給
【ニューデリー】Shell India Limited(SIL)は、グジャラート州Haziraターミナルにおいて再ガス化した液化天然ガス(R-LNG)を1mmbtu(million metric British thermal units)当たり6.1米ドルで電力部門に供給している。
インディアン・エクスプレスが8月10日伝えたところによると、以上の価格には輸送コストが含まれているが、税は含まれていない。もし5%の関税と12%の販売税を加算するなら、引渡価格(delivered price)は7米ドル近く、電力会社にとってあまりに高すぎる。SILのR-LNGオファー価格は、インド国内で供給されているLNGの中で最高額と言える。例えば、Qatar LNGの引渡価格は1mmbtu当たり4.42米ドル、イランから輸入される年間500万トンのLNGのR-LNG引渡価格は同5.22米ドル前後になる見通しだ。
B.K. Chaturvedi官房長官は、最近電力省/石油省/石炭省の次官らと会談した際、同問題を取り上げ、SILのR-LNGオファー価格は電力1ユニット当たり2.30ルピーに相当するが、電力1ユニット当たり1.70ルピー以下に燃料コストを収めなければ、電力プロジェクトの採算性は望めないと指摘したと言う。
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