2005-08-10 ArtNo.36088
◆Bajaj AutoのMahrashtra Scooters買収計画遅延
【ムンバイ】Bajaj Auto Ltd(BAL)のWestern Maharashtra Development Corp (WMDC)からのMahrashtra Scooters Ltd(MSL)株買収計画は、今年末まで繰り延べられる見通しだ。
エコノミック・タイムズが8月9日伝えたところによると、仲裁廷におけるMSL紛争の最終審問は、仲裁人のArvind Sawant元判事が急用のため8月末に延期された。MSL株の評価を巡り対立しているBALとWMDCは最終審問後、その意見書を提出せねばならない。このため当初のスケジュールでは今年初に下されるはずだった最終裁定は、今年末まで繰り延べられる見通しだ。
WMDCはMSLの27%、BALは同24%の株式を保持している。両プロモーターはMSLの評価額を巡り3年以上にわたり対立している。WMDCはこれ以前にMSL株1株400ルピー前後と評価していた。
MSLはBAL株339万株、Bajaj Auto Finance株102万株、Bajaj Hindustan株13万株を保持しており、BAL株の評価額が、MSLの評価の鍵になる。WMDCは2003年12月当時の株価を基準に評価するよう求めている。現在BAL株は500ルピー前後で取引されているが、2003年12月当時は1200ルピー前後だった。
BALは評価専門家Bansi Mehta氏が作成したMSL評価に関する詳細報告書を、WMDCは信用格付け会社Credit Rating Information Services of India Ltd(CRISIL)が作成した同報告書を、それぞれ提出している。
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