2005-08-10 ArtNo.36083
◆韓国PoscoのUS$120億鉄鋼プロジェクト遅延?!
【ニューデリー】インド史上最大の外国直接投資として注目される韓国の製鉄会社Poscoのオリッサ州における120億米ドルのプロジェクトの遅延が予想されている。
インディアン・エクスプレスが8月9日報じたところによると、提案されている最初のプラントは来年初の完成が予定されているものの、Poscoは詳細事業化調査の結果が出るまで、同社取締役会に投資承認を求めるのを見合わせる方針を決めた。
Poscoは当初今年12月末までに会社登録や外国投資促進局(FIPB)の認可取得等、必要な手続きを全て完了させる予定だった。
プロジェクトは何ら脅威に晒されている訳ではないが、事業化調査の結果次第で、投資計画に見直しを加える可能性を同社は否定していない。
PoscoのSang Moo Dohインド駐在代表は、取締役会に来年投資承認を求める方針を確認した。同氏によると、何れにしても投資は段階的に進められ、1200万トンの鉄鋼プラントも段階的に建設される。年産300万トンの第1期プロジェクトの完成期日、2010年に見直しは加えられておらず、年産1200万トンの製造施設も、目標とする2016年までに完成する予定だ。またPosco Indiaと命名される予定の現地法人は8月末乃至9月初めまでにオリッサ州に設立されると言う。
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