2005-08-08 ArtNo.36070
◆Bajaj Auto、バイク/スクーター新モデル発売準備
【ムンバイ】Bajaj Auto Ltd(BAL)は125ccモーターサイクルDiscoverの成功後、2006年1月に新モーターサイクルを、また次期会計年度までにスクーター・ニュー・モデルを発売する準備を進めている。
ビジネス・スタンダードが8月6日報じたところによると、BALのSanjiv Bajaj重役(ED)は同紙に以上の消息を語るとともに、バイク新モデルは新たなマーケット・セグメントをターゲットにしたものになることを暗示した。
BALはDiscoverの月間販売台数を現在の3万台から11月までに5万台に拡大することを目指しており、Discoverの新変形モデルを紹介するものと予想される。
CT 100の変形モデルは現在、一部の地域のみで販売されているが、ヒンドゥーの祝日Diwaliまでに全国レベルの販売が開始される。同社経営陣は安定した販売台数は月間8万~8万5000台と見ていたが、目下の販売実行レート(run rate)は月間10万台を多少上回るレベルに達している。
エグゼクティブ・セグメントに関してはHonda Motors & Scooters IndiaとSuzuki Motorsが、向こう数ヶ月間に新モデルを発売することから競争の過熱が予想される。Hero Hondaは最近一部の地域でデラックス・セグメントの125ccGlamourを発売した。
Sanjiv氏は最近発売したWaveが女性をターゲットにしているのに対して、新スクーターは男性に照準を合わせたものになることを示唆した。スクーター/スクータレットの業界全体の販売台数は2003-04年の95万台から2004-05年の98万6000台に拡大した。同業界は向こう4~5年間に年率15~20%の成長を見込んでおり、数年前に同市場のリーダーだったBALはこの機に乗じて往時の威勢を回復することを目指している。BALによれば、スクーター新モデルの投入にはそれほど多額の投資を必要としない。現在Waveは月間5000台ほど販売されており、同社はDiwaliまでには月間1万台の大台に乗るものと見ている。
BALは東南アジア諸国連合(ASEAN)地域におけるビジネス組織の構築に取り組んでおり、技術パートナー、川崎と財務もしくは流通面の合弁を組む可能性がある。BALによると、40%の現地化比率を実現すれば5%の関税でASEAN諸国に輸出できるが、さもなければ最大20%の関税が課される。このためASEAN地域に製造もしくは組み立て拠点を設けることは、商業的センスに適っていると言う。
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