2005-08-05 ArtNo.36057
◆Reliance、Hazira石化プラントにUS$8.96億投資
【ムンバイ】Reliance Industries Ltd (RIL)はグジャラート州Haziraの石油化学プラントに向こう1年間に3900クロー(US$8.96億)を投資、上流・下流部門製造施設を拡張する。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダードが8月4日報じたところによると、RILのMukesh Amabani会長兼MDは3日の年次総会の席上、以上の計画を明らかにした。
投資は、ポリエステル/エチレン/高純度テレフタル酸(PTA)の製造施設の他、下流部門施設や発電施設に振り向けられる。RILは中央政府の認可を取得しており、プロジェクトは来年完成する。
ポリエステルの年産能力は55万トン拡大され、200万トンに達する。同工事は今会計年度中に完成する。
エチレン・クラッカーの年産能力はデボトルネッキングを通じ現在の75万トンから100万トンに33%拡大される。同プロジェクトの50%は今会計年度中に、残りは来年完成する。
この他、RILはポリエステル繊維中間体製造施設拡張計画の一環として年産63万トンのPTAプラントをハジラに設ける。工事は来年完成し、PTAの合計年産能力は190万トンに達する。
今会計年度中にはやはりハジラに設けられる年産12万5000トンのブタジエン・プラントも稼働する見通しだ。
RILは、インド国内のエネルギー需要に応じ、世界的炭化水素メジャーに列する計画の一環として、石油化学領域においてもこれまで以上に企業買収を積極化する。同社はIndian Petrochemicals Corporation Ltd (IPCL)やNational Organic Chemical Industries Ltd (Nocil)の買収を通じて、石油化学企業としては世界11位、年間利益では世界183位の企業に成長した。しかし今のところ具体的買収計画はないと言う。
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