SEAnews 2005-08-05 ArtNo.36054

【ムンバイ】Reliance Industries Ltd(RIL)はReliance Capital Ltd(RCL)／Reliance Energy Ltd(REL)／Reliance Infocomm Ltdの持ち分を分離する方針を決めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルドが8月4日報じたたところによると、ＲＩＬのMukesh Amabani会長兼ＭＤは3日の年次総会の席上、以上の方針を明らかにした。これは弟のAnil Ambani氏が率いるADA Enterprises Ltd(ADAEL)傘下にこれら3社を移す準備措置とされる。Mukesh会長によると、同措置により株主価値の変動性が高まる(significant unlocking of shareholder value)見通しだ。
Anil氏によると、ＲＩＬの230万人の株主は、同氏が率いるADAELの株主を兼ねることになる。ＲＩＬ株100株を所持するものは、同時にＲＣＬ5株、ＲＥＬ7株、Global Fuel Management Services Ltd(GFMSL)100株、Reliance Communications Ventures Ltd(RCVL)100株を手にする。以上の比率は、個々の企業の評価額をベースにしたものではなく、公正の原則(fairness principle)／価格(pricing)／額面(par value)を総合的に配慮して割り出された。ＲＣＳとＲＥＬは既存の上場会社だが、GFMSLとRCVLは近く設立され、2006年3月末までに上場される。GFMSLはＲＥＬに代わり、ＲＩＬからの天然ガス購入契約の折衝やガス供給業務を引き受ける。ＲＣＶＬはReliance Infocomm Ltd／Reliance Telecom／Reliance Communications Infrastructure／FLAG Telecom等のADAELグループ傘下通信会社の持ち株会社を務める。