2005-08-03 ArtNo.36043
◆HPCL、Vizag製油所を石化コンプレックスに転換検討
【コルカタ】国営石油会社Hindustan Petroleum Corporation Ltd(HPCL)は、アンドラプラデシュ州VishakapatnamにおけるVizag製油所の年間キャパシティーを1500万トンに拡張する計画に再検討を加えている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月2日、消息筋の言として伝えたところによると、HPCLはVizag製油所を石油精製/石油化学コンプレックスに転換する可能性を検討している。検討作業は、『低コストな原油を用い石油化学原料を製造する可能性』と、『一連の最終製品の製造を手がける石油化学プロジェクトを設けることにより製油所事業をバックアップする可能性』の2点から成るが、最終的にはどれほどの資金を投入できるかにかかっている。
HPCLは当初、1650クロー(US$3.79億)のデボトルネッキングを通じ、年間精製能力を750万トンから先ず890万トンに、最終的には1500万トンに拡張することを計画していた。HPCLは、Saudi Aramcoと共同で同プロジェクトを手がけるはずだったが、Saudi Aramcoとの提携の可能性は不透明になっている。
詳細事業化調査は今年第1四半期に完成するはずだったが、2ヶ月ほど先に繰り延べられた。デボトルネッキング・プロジェクトは2006年8月に開始されるはずだったが、これも一層の検討にふされる見通しだ。
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