2005-08-03 ArtNo.36041
◆Tata/Birla、CingularのIdeaセルラ持ち分買い取り
【ムンバイ】TataグループとAV Birlaグループは、合弁パートナーのCingular WirelessからIdea Cellularの32.91%の持ち分を16.45%づつ1300クロー(US$2.9857億億)で買収する。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズが7月31日報じたところによると、Idea CellularのSanjeev Aga取締役はこのほど以上の消息を語った。
TataグループのGSMビジネスとBirla AT&Tの合併により誕生したアイディア・セルラは570万人の契約者を有するインド第5の携帯電話サービス会社で、目下、タタ/ビルラ/Cingularが、各3分の1のシェアを握っている。CingularはAT&T Wireless Services Incを買収した際、後者のアイディア・セルラの持ち分を引き継いだが、当初からインド市場撤退を図り、同持ち分売却の機会を探っていた。
タタ/ビルラによる、Cingular持ち分買収が完了すれば、ビルラ持ち分は50%強、タタ持ち分は49%弱となる。タタとビルラの何れが最終的にアイデアの支配権益を握るかに関しては様々な憶測がなされている。ビルラ・グループの携帯電話ビジネスはアイディアのみだが、タタ・グループは450万人の契約者を有するCDMAサービス会社Tata Indicomを傘下に有する。
アイディア・セルラ取締役会においてBirlaグループを代表するAga氏によると、ビルラはアイディアの過半数権益を握ることになるが、ビルラとタタは基本的に対等のパートナーと言う。
アイディア・セルラのVikram Mehmi重役(CEO)は、「タタ/ビルラによるCingularのアイディア持ち分買収については、証券取引所に通知済み」語ったが、株主権に関わる問題を理由に、それ以上のコメントを控えた。
一方、Tata IndustriesのKishor Chaukar重役(MD)は、32.91%のCingular持ち分の半分を1億5000万米ドルで買い取る方針を明らかにしたと言う。
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