SEAnews 2005-08-01 ArtNo.36030

【バンガロール】Acer Computer Internationalの完全出資子会社、Acer India Private Ltd(AIPL)は28日、AMD Turion 64プロセッサー搭載のAcer Ferrari 4000ノートブック・パーソナル・コンピューター(PC)を9万9999ルピーで発売した。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月28／29日伝えたところによると、ＡＩＰＬのS Rajendran重役(消費者用製品担当GM)はこの日記者会見し、新モデルをお披露目するとともに、「PCI Expressアーキテクチャーを採用した新製品は並はずれたコネクティビティーを実現する。最新のセキュリティー認証技術802.11b/g WLANとエイサーの特許技術SignUpを統合したFerrai 4000は、ブルートゥースやギガビット・イーザーネット機能も備え、ハイエンドなマルチメディア・アプリケーションや集中的なグラフィックの応用にも適している。ボディー材料には強靱・軽量なカーボンファイバーを用いている」と語った。
インドのノートＰＣ市場は2002年の3万5000ユニットから2005年には10倍の35万ユニットに成長したが、エイサーの同市場におけるシェアも3年前の9％から16％に拡大した。
最近3万ルピーのラップトップＰＣを投入したエイサーは、さらに2万6000ルピーの変形モデルを発売した。同社の5万ルピー以下のエントリー・レベルのラップトップ製品は、取り分け学生、教育機関、中小企業領域の好評を得ている。ノートブックＰＣとデスクトップＰＣはAIPL売上の各50％を占めているが、同社はデスクトップの不振な売上に失望している。このため一連の新製品を投入して挽回を図っている。例えば最近はＴＦＴモニターをセットにしたAspireシリーズのデスクトップＰＣを3万ルピー以下で発売した。2003－04年に396クロー(US$9095万)の売上を実現した同社は今年は600クロー(US$1.378億)の達成を目指していると言う。