2005-08-01 ArtNo.36020
◆SAIL、石炭/炭坑権益買収目指し新会社設立準備
【ニューデリー】国営Steel Authority of India Ltd (SAIL)は、コークス用炭の需要を満たすため、海外に石炭の購買や炭坑権益の買収を手がける新会社を設けることを検討している。
インディアン・エクスプレスが7月30日報じたところによると、SAILのV S Jain会長はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、SAILはCoal Indiaと共同で石炭リンケージの構築を目指しているが、新会社は同計画とは別に設けられ、SAILの海外事業部門として機能する。目下のところ同社は年間1000万トンの石炭を必要としており、その60%を輸入に頼っている。このため安定した供給源の確保を目指している。SAILはCILと海外に合弁会社を設立する可能性を検討しているが、こちらもまだ具体的内容は決まっていない。
SAILは2011-12年までに鉄鋼の年産量を2000万トンに拡大することを目指しており、同計画を実現する上からも石炭の供給を確保する必要があると言う。
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