1995-10-19 ArtNo.3602
◆<馬>S.マイクロシステム、データプレップと流通代理契約
【クアラルンプル】米国拠点のコンピュータ・ネットワーキング装置製造業者スタンダード・マイクロシステムズ・コープ(SMC)は最近マラッカ州の企業とLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)アダプターの委託生産契約を結ぶとともに、データプレップ・ディストリビューションSdn Bhdをディストリビューターに指名した。
SMCのロナルド・リー課長(シンガポール地区担当)が17日に催されたディストリビューター契約調印式の席上語ったところによれば、データプレップはデスクトップ・コンピューティングから企業全体のシステムに至るSMCの全ての製品の流通を手掛ける。SMCは世界最大規模のLANアダプター製造会社で、マラッカ州における委託製造契約は欧米以外では初めてのケース。マラッカ州での生産は来年1月からスタートする予定で、これにより納期の短縮、輸送コストの削減、正確な納入計画の立案が可能となる。同社は今後ファースト・イーザー(エーテル)ネット、エイシンコロナス・トランスファーモード等、他の製品の現地製造も検討する。SMCの昨年の売上は4億米ドルで、アジア太平洋地域売上が約10%を占めた。
一方、データプレップ・ディストリビューションはクアラルンプル証取上場のデータプレップ・ホールディングズBhd子会社で、傘下に1500社のディーラー網を擁する。親会社の昨年度売上2400万Mドルの20~30%に貢献している。(MBT:10/18)
|