1995-10-19 ArtNo.3601
◆<馬>ディジタル、ネットワーク市場シェア10%見込む
【クアラルンプル】ディジタル・イクウィップメント・コーポレーションはアジア及びマレーシアにおけるオー’コナーズ・エンジニアリング&トレーディング(M)Bhdとのパートンーシップを通じて初年度にネットワーク製品市場の10%のシェア獲得を目指している。
ディジタル・イクウィップメント・コーポレーションは17日、オー’コナーズをディジタル・ネットワーク製品のコンポーネント・リセーラーに指名した。ディジタル・アジアのジョン・ウィンチェスター取締役(ネットワーク製品部門)が契約調印式の席上語ったところによると、同社の“マルチスタック・システム”はユーザーが既存のネットワークの基礎の上により高度なネットワークを構築することを可能にするシステムで、小規模ビジネスや遠隔地の孤立した環境から大企業の高度に複雑化した使用環境にも柔軟に対応できる。潜在市場としては銀行、製造業、教育界が考えられ、今年末までにアジア太平洋地域向けに3000ユニットが出荷される。同社は2年内にアジア各国のスーパーマーケットで同製品が販売されるようになるものと予想している。アジアのネットワーク製品市場は年率13~22%の成長を見ており、マレーシアに限っては過去12カ月間に100の成長を記録した。デジタルのネットワーク製品はアジア市場で60%の成長を見ており、急速にシェアを拡大している。昨年の同社のネットワーク・ビジネス売上は134億5000万米ドルで、内ハードウェアー売上が5億5000万米ドルを占めた。
一方、1959年に創設されたオー’コナーは消費者製品、移動電話、テクニカル製品の3つの専門部門を擁するテレコミュニケーション・エンジニアリング企業に成長しており、200人のエンジニアを含め600人を雇用、重要顧客には24時間のアフター・セール・サービスを提供していると言う。(NST,MBT,STAR:10/18)
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