SEAnews 2005-07-27 ArtNo.35992

【ニューデリー】インド政府は、新探査ライセンス政策(NELP:New Exploration Licensing Policy)下に募集した第5次入札(NELP-V)の結果、20ブロック中18ブロックのラインセンスを発行する方針を決めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズが7月25／26日報じたところによると、P. Chidambaram蔵相は、この日催された経済問題閣僚委員会(CCEA: Cabinet Committee on Economic Affairs)会議後記者会見し以上の消息を明らかにした。それによると、Reliance Industries Ltd(RIL)は深水鉱区6ブロックの内2ブロックを単独で落札、またHardy Exploration & Production India Inc及びNiko Resources Ltdとの合弁により別に各1ブロックを落札、合計4ブロックを手に入れた。ＲＩＬが獲得したCambay Basinブロックについては、明細(docket/data package)に示された情報との整合性を維持するよう条件が付けられた。
Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)は残りの深水鉱区2ブロック中1ブロックを単独で、他の1ブロックをENI India Ltd及びGAIL Indiaと共同で、それぞれ落札した。
浅水(shallow-water)鉱区2ブロックは、何れもＯＮＧＣが落札、Cambay Basinブロックは単独で、Gulf of SaurashtraブロックはCairn Energyと共同で手に入れた。
Cairn Energyは陸上鉱区4ブロックを、ONGCもしくはENI India Ltdと共同で落札、Oil India／HPCL連合は、Assam-Arakanブロックを落札した。Niko Resourcesも陸上鉱区1ブロックを手に入れた。Gujarat State Petroleum Corporation／GAIL／Jubilant Capital／Geo Global Resourcesは共同でCambay BasinのCB-ONN-2003/2ブロックを落札した。Geo Global Resourcesはこの他、単独でDS-ONN-2003/1ブロックを落札した。Phoenix Overseas／Birckbeck Investment LtdチームとENI India／ONGC／Cairnチームはラジャスタン州の各1ブロックを落札した。
Assam-Arakan地区のAA-ONN-2003/2ブロックとAA-ONN-2003/3ブロックのラインセンス発行は法律問題から留保された。両ブロックには合計9組が応札したが、最終判断は近く下される。
これら18ブロックにおける探査活動は3段階に分けて進められ、投資額は第1段階だけで3億8000万米ドル、3段階を合計すると8億6700万米ドルに達する見通しだ。