【ムンバイ】中央銀行Reserve Bank of India (RBI)は、2005-06年度第1四半期のマクロ経済及び金融動向(monetary developments)が顕著に改善したことから今会計年度の国内総生産(GDP)が6~7.2%の成長を遂げると予想した。
インディアン・エクスプレスとザ・ヒンドゥーが7月26日報じたところによると、中央銀行はこのほど発表した『2005-06年マクロ経済・金融動向四半期見通し(quaterly review of macroeconomic and monetary development, 2005-06)』報告書の中で以上のように予測している。それによると農業/工業/サービス部門のポジティブな動向から2004-05年のGDPは実質6.9%の成長が望める。
2005年6月1日から7月13日までの降雨量は平年を1%上回り、平年を10%下回った1年前の状況から改善した。2005年4-5月の工業生産は幅広い業種にわたり活況を呈しており、取り分け製造業部門の成長加速が目立つ。2005-06年第1四半期のサービス部門の主要指標も力強い伸びを見た。加えてビジネスに対する自信も高まり、2005-06年の成長に対する楽観的見通しが生じている。
中央政府の2005年4-5月の経常赤字(Revenue Deficit)と利子支払いを除いた財政赤字(primary deficit)は、前年同期を下回った。