2005-07-22 ArtNo.35964
◆SatNav、ニッポン・オーディオトロニクスと提携
【ハイデラバード】最近、インド初のナビゲーション・システム“SatGuide”を発表した地元情報技術(IT)会社SatNav Technologies (P) Limited(STPL)は、Nippon Audiotronix Limited(NAL)と、“SatGuide”のマーケッティング及びアフター・サービス依託契約を結んだ。
ビジネス・スタンダードが7月19日、STPLの発表を引用し報じたところによると、自動車用電子製品の流通を手がけ、全国に650店の店舗網を有するNALは、インド国内で“SatGuide”を“Nippon SatGuide”商標でマーケッティングする独占契約を結んだ。同独占契約は小売り市場と相手先商標製造業者(OEM)市場の双方をカバーしている。
ケンウッド・カー・オーディオ・システムのインドにおけるマーケッティングを手がけるNALのK S Goindi重役(MD)によると、今回のSTPLとの提携は、同社のIT市場進出に道を開く。同社は今月末までに“Nippon SatGuide”のマーケッティングを開始すると言う。
ちなみにNALは最近、Maruti Udyog Ltd(MUL)とコ・ブランディング協定を結んだ。同協定の下、MULの乗用車9モデルは、8月1日からケンウッド製ステレオ、スピーカー、アンテナを標準装備することになる。これまではMULの乗用車4モデルのみがケンウッド製オーディオ製品を装備していた。
ウッタルプラデシュ州NoidaとDelhiに製造工場を有するNALは、1994年にケンウッドと後者製オーディオ機器の製造/マーケッティングに関わる協定を結んだ。
インドのカー・オーディオ・システム市場規模は250~300クロー(US$5742万-6890万)と見積もられ、このうち組織部門の市場規模は120クロー(US$2756万)と見られる。ケンウッドは後者の50%強のシェアを占めている。この他の主要ブランドとしてはAlpine、Sony、Blaupunkt、Pioneer、JVCが挙げられる。
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