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2005-07-22 ArtNo.35960
◆銑鉄のTata Metaliks、多角化通じ年商US$2.3億目指す
【コルカタ】銑鉄製造のTata Metaliks Ltd (TML)は、事業の多角化を通じ2006-07年までに212%の成長を実現、年商1000クロー(US$2.3億)の達成を目指す。
ビジネス・スタンダードが7月18日伝えたところによると、TMLは下流部門への進出を図り鋼片(billet)の生産や、親会社Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)の製品を補完する特殊鋼製品(alloy steel varieties)を製造する可能性を探っている。
TMLはまたその年次報告の中で鋳造部門は、目下進出を検討しているもう一つの領域と指摘している。先進国の鋳造部門は、中国やインド等の新設備により代替されつつある。多国籍自動車メーカーは、インドからの鋳造部品の購買を拡大しており、成長の潜在性は大きい。
TMLは、こうした事業拡張計画を遂行するため西ベンガル州政府にKharagpur工場に隣接した用地の新規割当を求めている。現在の工場敷地は260エーカーだが、TMLは別に500エーカーの割り当てを求めているもようだ。
長期的競争力を培う上からビジネス・バリューは上流部門と下流部門の双方で創造する必要があると見ているTMLは、事業の後方統合化を図る上から鉄鉱山と炭坑の開発権を、政府に申請している。これによりコストを削減し、ビジネスの柔軟性を高めることができる。
とは言え銑鉄の製造は引き続きTMLの中核ビジネスで、銑鉄の年産能力は現在の16万3000トンから2005-06年までに32万トンに拡大される。最近増設した新高炉がこのことを可能にする。同社は通常16~18ヶ月を要する高炉の建設を13ヶ月で完了したと言う。
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