SEAnews 2005-07-20 ArtNo.35956

【ムンバイ】インドの繊維産業は新たに生じた世界的なビジネス機会を開拓するため、総投資額8500クロー(US$19.52億)の拡張・近代化計画に乗りだした。
ビジネス・スタンダードが7月18日報じたところによると、KSA Technopakの『繊維衣料投資自信指数(TCICI:Textiles and Clothing Investment Confidence Index)』調査報告は、「糸、繊維、既成衣料品等の製造を手がける大中小の繊維会社少なくとも50社が向こう2年間に設備能力を2倍に拡大することを計画している」と伝えている。
とは言え、繊維衣料産業が2010年までに300億～400億米ドルの輸出を達成するには、150億～160億米ドルの投資を必要とし、その道のりはなお遠い。しかし向こう4－5年間には30億～40億米ドルの投資が予定されている。
こうした投資計画の下、紡績工場のキャパシティーは2007－08年までに75万4000紡錘に達し、デニムの年間製造能力は6200万メートル、生地のそれは同400万メートル、ポリエステル・ヤーンのそれは同61万5000トン、それぞれ拡張される。この他、小売りショー・ルームにも約500クロー(US$1.148億)が投資される。一部の企業は独自の発電施設を設ける計画だ。
Bombay Dyeing／Century Textiles／KSL Industries／SRF／Suryalakshmi Cottonは向こう2年間に各500クロー以上、Abhishek Industries／Eskay K'nit／Jayabharat Saree／Nahar Industrial Enterprises／Visaka Industriesは同200クロー(US$4593万)以上の投資を計画している。例えばKSL & Industries Ltdは向こう2年間に600クローを投じ、綿糸の製造能力を15万紡錘拡張、マハラシュトラ州NagpurのKalameshwarに石炭ベースの発電施設を設けると言う。