【コルカタ】Dabur Pharma Ltd(DPL)は、米国食品薬品局(USFDA)のガイドラインに準じた新製剤(formulation)製造施設を設ける。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月17日伝えたところによると、DPLのAnand C. Burman会長は年次総会の席上、以上の計画を明らかにした。それによると、西ベンガル州Kalyaniの薬理活性原末(API: Active Pharmaceutical Ingredients)製造施設は昨年(2004-05)USFDAの認可を取得した。オーストラリア保健省薬品医薬品行政局(TGA:Therapeutic Good Administration)の認可も得たKalyani工場では欧州市場向け原末(bulk drug)が製造されている。
DPLはこの他、ヒマチャルプラデシュ州Baddiと英国Bordonに工場施設を有する。DPLは新製剤工場のロケーションを明らかにしていないが、消息筋によると、やはりBaddiになる可能性が高いようだ。
英国工場はDPLが100%出資するDabur Oncology Plcが経営しており、同子会社は米国FDAに2件の簡略化新薬申請(ANDA:Abbreviated New Drug Applications)を提出している。Burman氏によると、ANDAの提出はDPLの米国市場開拓の第1歩と言える。
DPLは2005年3月期に前年比9.94%増、234.80クロー(US$5393万)の売上を計上、税引き前に28.09クロー(US645万$)、税引き後に22.55クロー(US$518万)の利益を上げた。輸出売上は前年比31.93%増の106.61クロー(US$2448万)を記録した。