2005-07-20 ArtNo.35951
◆インテル、政府にウエハー事業へのUS$1億出資要求
【ニューデリー】米国のチップ・メーカーIntelのインドにおける7億米ドル・ウエハー・ファブ計画は、インテルが提起した幾つかの条件受け入れにインド政府が難色を示したことから壁に直面しているようだ。
ビジネス・スタンダードが7月19日、政府筋の言として伝えたところによると、海外借款への自由なアクセスや税制優遇措置もさることながら、インテルはインド政府に1億米ドルの出資を求めた。しかしインド政府にはその種の要求を受け入れる準備ができていない。インテル・チームと政府オフィシャルは先週同問題を協議したが、合意は得られなかったと言う。
ビジネス・スタンダードの電子メールによる質問に対し、インテルのスポークスマンChuck Mulloy氏は「我々は、目下全世界のウエハー・ファブ候補地を物色している。インテル・チームの交渉内容については、合意が得られ、その内容が公式に発表されない限り、コメントすることはできない」と回答した。同スポークスマンは、インテルがインド政府に1億米ドルの拠出を求めたか否かに関してもコメントを控えたが、政府方面と交渉を行ったこと、またある種の奨励措置を要求したことは認めた。それによると、大型投資を行う際に、優遇措置の適応を求めるのは、同社の慣行と言う。
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