1995-10-19 ArtNo.3595
◆<星>ミレニア・ウォーク、小売業不振の中で75%賃貸達成
【シンガポール】マリーナ・センターに20億Sドルを投じて開発中の29万平方フィートのショッピング・モール“ミレニア・ウォーク”は来年第2四半期初めのオープンまでになお半年をあましているが、既に75%のスペースを賃貸、残る25%も近日中に成約できる見通しと言う。
デベロッパー、ポンティアック・マリーナのウィリアム・テー営業担当副社長によると、アンカー・テナントのDFS(デューティー・フリー・ショップ)が11万平方フィートを占拠、この他、有名店のDuomo ShoesやGuessもフラッグシップ店舗を設ける。またミレニア・ウォーク・フェイムと名付けられた私道に面した1階店舗にはNina Ricci、Lanvin、Escada、Paloma、Picasso、Fendi、Lalique、Trussardi、Burberry等のトップ・エンド・ブティック30店が軒を連ねる。目下Chanel、Louis Vuitton等との交渉も続けられている。また映画やファッション界のスターを招きミレニア・ウォーク・フェイムにこれらスターのフット・プリントやハンド・プリントをディスプレーし、アトラクションの1つにすることも計画されている。 マリーナ・センターだけでも3000室のホテル客室、3万5000人のオフィス・ワーカー、1万人の会議参加者の潜在市場が存在し、加えて1日5000人のツーリストがDFSを訪れることから、同地はオーチャード・ロードに比肩するショッピング街に成る見通しだ。ミレニア・ウォークの店舗賃貸料は平方フィート当たり9~28Sドルと、オーチャード・ロード周辺の8~35Sドルに比べ、競争力を備えていると言う。(ST,BT:10/18)
|