2005-07-20 ArtNo.35949
◆Tata Tele、CDMA網にUS$4.8億追加投資
【ムンバイ】Tata Teleservices (Maharashtra) Ltd (TTML)は、マハラシュトラ州とゴア州におけるCDMA (code division multiple access)網にさらに2100クロー(US$4.82億)を投じ、サービス地域を拡大する。
ビジネス・スタンダードが7月18日、TTML幹部の言として伝えたところによると、2003年8月当時、プロジェクト・コストを3300クロー(US$7.58億)と見積もったが、これまでに既に3500クロー(US$8.04億)を投資、131都市をカバーする固定/移動体通信網を構築した。プロジェクト・コストは5400クロー(US$12.4億)に上方修正された。見積もりコストの拡大はサービス・カバー範囲に150都市が追加され、既存地域の顧客が増加、今後新サービスも導入されるため。
TTMLは外貨建て転換社債(FCCB)の発行を通じ2億米ドルを調達、拡張資金に当てる。
タタ・グループは2003年にHughes Tele.comを買収、TTMLに社名を改めた。Tata Teleservices Ltd (TTSL)の子会社になったTTMLは、2004年6月にFCCBを通じて1億2500万米ドルを調達しており、これによりタタ・グループのTTML持ち分は2004年6月末の74.75%から66.55%に縮小した。
Hughesグループは当初地上固定電話網をベースにしたWLL(wireless in local loop)技術を採用していたが、タタ・グループは重心を固定電話から移動体通信に移し、CDMAベースのネットワークに転換した。親会社のTTSLも別に18都市をカバーするCDMAサービス網を設けている。
TTML筋によると、2004年以来、通信機器のコストが大幅に下降したため、ネットワークの拡張が容易になった。携帯電話網の1回線当たりのコストは2003年には1万5000ルピーしたが、現在では6000ルピーに半減している。
TTMLの契約者ベースはムンバイ市内だけで69万7000人、それ以外のマハラシュトラ/ゴア地区が48万7000人、合計118万4000人だが、同社は2007年3月までに合計契約者ベースを290万人に拡大する計画と言う。
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