1995-10-19 ArtNo.3594
◆<星>CDL、ミレニアムを看板に傘下ホテル・チェーン販促
【シンガポール】ホンリョン・グループ傘下のホテル経営会社CDLホテルズは17日、傘下4スター・ホテル・チェーンの統合の国際ブランドとしてミレニアム・ホテルズ・アンド・リゾーツの名称を使用することを正式に発表した。
CDLホテルズは、1989年にシンガポール証取(SES)に上場した際はわずか6ホテル擁するに過ぎなかったが、今や世界11カ国に55店1万4000室のホテル・チェーンを展開、累積投資額も30億Sドルに達している。また同投資額の半分はアジアに投資されている。この日の式典の席上、来賓のヨー・チュートン通産相は「ビジネスの規模、鋭い経営感覚は特筆に値する」と短期間に急成長を遂げたCDLホテルズの成果を激賞、またCDLホテルズ会長を務めるホンリョン・グループ総帥(CEO)のクエック・レンベン氏は「シンガポール航空(SIA)がそうであるように、ミレニアムをシンガポーリアンが誇りにできる新たなシンボルにしたい」と挨拶した。
クエック氏によると、昨年買収したニューヨークのホテル・ミレニアム、同じくニューヨークのミレニアム・ブロードウェー(旧称ホテル・マックロー)、ニュージーランドのクウィーンズタウンとクリスチャーチに近くオープンする2ホテルが当面ミレニアム・チェーンを形成し、更に向こう18~24カ月間にシンガポールのオーチャード、ハーバー・ビュー第一、キングズ、そして最近買収されたCopthorne傘下の16ホテルが加わる。この他、CDLホテルズは傘下に2つの国際ホテル・チェーンを有するが、ニュージーランドのクォリティー・ブランドの20ホテルを改修後、ミレニアム傘下に吸収する可能性も検討していると言う。(ST,BT,LZ:10/18)
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