【アーマダバード】中国の家電会社Haier(海爾)は350万米ドルを投じ、ニューデリー付近に研究開発(R&D)センターを設ける。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが7月13/14日伝えたところによると、Haier Appliances India (HAIPL)のT K Banerjee社長兼CEOは13日、グジャラート州Ahmedabadに設けた同社にとって12番目のショールームの開所式後記者会見し、以上の計画を語った。同氏によると新R&Dセンターには当初300万~500万ルピーが投じられ、今年12月までに稼働する。インド消費者のニーズ応じた製品のローカル化に力を入れる。HAILはまたインドをソーシング・ハブにする計画だ。
2003年にインドにおける業務を開始したHaierは、昨年9月、100%出資のHAIPLを設置した。HAIPLは、これまでに約300クロー(US$6890万)の売上を実現したが、売上の60%はテレビジョン、35%は冷蔵庫で占められている。新ショールームにはテレビジョン、冷蔵庫、エアコン、洗濯機、電子レンジ、衣料乾燥機、皿洗い機、DVDプレーヤー、ホーム・シアター・システム等、約70品目が展示される。今年末までに別に20のショールームをオープンする計画だ。
Haierは最近携帯電話端末の販売も開始したが、携帯電話をインドで製造する計画は当面ない。同社はニューデリー近郊に独自の製造施設を設けており、同施設では主にテレビジョンを製造すると言う。