2005-07-13 ArtNo.35908
◆Posco、US$2億投じParadipに新港建設
【ニューデリー】韓国の鉄鋼会社Posco(Pohang Steel Company)は、オリッサ州におけるその1200万トン鉄鋼プロジェクトのために既存のParadip港を利用する計画を放棄、2億米ドルを投じて同港の隣接地に新港を開発する方針を決めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルドが7月11/12日伝えたところによると、Posco筋はPTI通信に対し「事業化調査の結果、Paradip港のキャパシティーは満足できる水準にはほど遠いことが明らかになった。このため鉄鋼プロジェクトに必要なインフラを備えた港湾を新たに建設する方が合理的との結論に達した」と語った。それによると、既存の港湾のキャパシティーは約1万5000トンだが、Poscoは2万トン以上のキャパシティーを必要としている。新港は既存の港湾から6キロ離れた地点にBOT(build operate transfer)方式で2期に分けて建設され、投資額は各期1億米ドルと見積もられる。PoscoはPOSCO India Corporationを近く設立、プロジェクトを進める計画で、州政府に、特別経済区(SEZ)ステータスを認めるよう働きかけている。同ステータスを得られれば、資本財/原料/消耗品の輸入に対する関税が免除される他、輸入ライセンスを取得する必要もなくなると言う。
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