【ニューデリー】ハリヤナ州Gurgaonに拠点を設けた複数の自動車メーカーが労働争議に直面、生産性回復を目指す対策が講じられているものの、平常な操業を維持するのが困難になっている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月9日伝えたところによると、Honda Motorcycle and Scooter India (HMSI)オフィシャルは「先月以来のストライキにより、グルガオン工場の操業はスローダウン、約100クロー(US$2297万)の損失を被った」と語った。同オフィシャルによると問題を起こした一部の労働者を、解雇したところ、争議が発生。従業員1911人の内、就業しているのは38.6%のみで、残りはストライキに参加している。しかし日産600台のペースに戻り、間もなく1000台の水準を回復できる見通しと言う。
業界筋によると、グルガオン地区では、コンポーネント納入業者を中心に自動車メーカー7工場以上に争議が発生しており、労働者らは賃上げを要求、ストを行っている。
争議の渦中にある自動車部品メーカー、Omax Autosの幹部は、影響を最小限に食い止めるため、代替策を準備していると語った。それによると、ハリヤナ工場では既に10日間にわたりストライキが続けられており、稼働率は40%に下降した。しかし外部からの労働者の導入やその他の方策を講じ、操業水準の回復を図っている。納期に影響を及ぼさないよう一部の製造業務は他州の工場にシフトした。ストに参加しているのは700~800人で、大部分が契約労働者と言う。