【ニューデリー】インドの昨年(2004-05)のサービス輸出は513億米ドルと、前年の249億米ドルに比べ105%拡大した。
デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが7月8日報じたところによると、インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)の『外国貿易部門成長の構造変化(Fundamental Shift in External Sector Growth)』と題する最新調査報告書は以上の数字を掲げている。それによると、サービス輸出は1997-98年の94億米ドルから2002-03年の208億米ドルに6年をかけて2倍に成長したが、昨年は僅か1年でさらに2倍以上の成長を遂げた。
通信、建設、金融、通信社、ロイヤルティー、著作権、ライセンス料、経営管理等の高付加価値サービスがサービス輸出の加速に大きく貢献した。この種の高付加価値サービスの輸出は前年の47億米ドルから225億米ドルに4倍以上の成長を見た。
この結果、商品/サービス輸出の国内総生産(GDP)に占める比率は前年の31.3%から41.5%に10.2%ポイント拡大した。ちなみに同比率は1991-02年の18.1%から2003-04年の31.3%に13.2%ポイント拡大するのに13年を要した。