2005-07-08 ArtNo.35884
◆英国百貨店Debenhams、インド市場進出準備
【ニューデリー】英国の小売り大手、Debenhamsが、インド市場進出を準備しており、地元百貨店のShoppers Stop、Westside、Globus等は間もなく強力な競争者に直面するものと見られる。
インディアン・エクスプレスが7月6日伝えたところによると、Debenhamsはフランチャイジー“Planet Sports”を通じてインド市場に進出するものと見られる。後者にはKishore Biyani氏に率いられるPantaloon Retail Indiaが49%出資している。英国とアイルランドに100店を超すチェーン店を展開するDebenhamsは、2010年までにインドに10店舗をオープンする計画だ。
Planet SportsのArun Bahrdwaj取締役によると、5万5000平方フィートと7万平方フィートの最初の2店舗が来年4月にハリヤナ州Gurgaonのモール内に開店する。投資額は約1000万米ドルと見積もられる。その後マハラシュトラ州Mumbaiやカルナタカ州Bangalore等、他のメトロへの進出を図る。
Planet SportsはMarks & Spencerのインドにおける独占フランチャイジーも務めている。Bhardwaj氏によると、Marks & Spencerの7店舗は何れも黒字を計上、昨年は35-40%の成長を記録した。Marks & Spencerは2010年までに50店舗を設ける計画と言う。しかしMarks & Spencerは今後インドにおける戦略を転換、価格の大幅引き下げを強いられる見通しだ。
ブランド非食品雑貨のワンストップ・ショップを主要な持ち味としているDebenhamsも同様で、地元消費者のニーズや文化に配慮した小売り戦略の採用を求められるものと見られる。
インドではSaks、Marks & Spencer、Macy's等が、グローバル・ベンチマークと見なされているものの、依然としてShoppers Stop、Pantaloons、Lifestyle、Westside等の地元勢が市場を支配している。
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