【ムンバイ】年商1300クロー(US$2.99億)のAjmeraグループに属するShree Precoated Steels(SPS)は、224クロー(US$5145万)を投じて熱間圧延施設(CRM:cold rolling mill)と塗装亜鉛鍍金(GP:galvanising prepainted)/彩色塗装(CC:colour-coated)製品部門を拡張する。
ビジネス・スタンダードが7月4日、SPSスポークスパースンの言として伝えたところによると、形状制御装置(flatness control system)とレベル2自動化装置を装備し、トップ・スピード1400mpmで冷間圧延コイル完成品を製造できる高速4-high CRMを導入することにより、CRMの年産能力は22万トンから54万トンに増強される。
同社は既に年産30万トンの高速GP製造ラインを増設しており、CC製品の年産能力も9万トンから12万トンに拡張される。CC製品部門には、近赤外線乾燥(near infra-red curing)技術をベースにした彩色塗装ラインが設けられる。
SPSの輸出額は2003-04年の308.21クローから2004-05年の481.79クロー(US$1.11億)に56%増加した。欧州連合(EU)に新メンバーが加わったことにより、CR/GP/CC製品の新市場が開かれた。
拡張コストは、ターム・ローン、株主割り当て、内部余剰金で賄う。Allahabad Bankから既に50クロー(US$1148万)のターム・ローンを取り入れており、State bank of Indiaも他行と手を携えてローン提供を引き受けた。また株主割当により51クロー(US$1171万)を調達する計画だ。
Ajmeraグループは指導的な住宅/商用不動産の開発業者で、セメント、繊維、印刷、情報技術(IT)、遊技場等のビジネスも手がけている。