【コーチ】情報技術(IT)/IT対応サービス(ITES)/BPO(business process outsourcing)関連企業がケララ州に続々拠点を設けており、同州がホットなIT企業進出地として急浮上している。
エコノミック・タイムズが7月1日観測筋の言として報じたところによると、カルナタカ州Bangaloreやタミールナド州Chennai、さらにはアンドラプラデシュ州Hyderabadのコストが上昇する中で、低コストなインフラ、高品質な生活環境、豊富で優秀な人材をオファーするケララ州がIT企業の好感を得ている。
カタール政府のAhmed Bin Abdullah Al Mahmoud外務担当国務相に率いられる同国の投資代表団が最近、ケララ州を訪れ、Thiruvananthapuramテクノパークの拡張工事を含む様々なプロジェクトへの投資に関心を表明した。1992年に開発されたテクノパークは156エーカーの土地に150万平方フィートの施設が設けられ、IT企業向けにレディー・メードの各種インフラを提供している。しかしこれまでに75社が同パークに入居、これらの企業のスタッフ合計7500人を収容したことから、最早、新たな企業を受け入れるゆとりがなくなっている。このため同州当局は1000クロー(US$2.3億)を投じ拡張工事を施す方針を決めた。