2005-07-04 ArtNo.35853
◆Elder、ライフスタイル薬品領域で田辺製薬と提携
【ムンバイ】マハラシュトラ州Mumbai拠点の地場製薬会社Elder Pharmaceuticals Ltd(EPL)は、田辺製薬と後者の血圧降下剤イミダプリル(Imidapril)をインド市場に紹介するライセンス契約を結んだ。
ビジネス・スタンダードが6月30日報じたところによると、EPLは田辺製薬との契約を通じ3000クロー(US$6.89億)のライフスタイル薬品市場に進出を果たす。
EPLのAlok Saxena取締役(国際業務)によると、インドの近代化に伴い、高血圧、心臓病、糖尿病等のライフスタイル疾患が増加している。このためライフスタイル薬品市場は年率15%以上の成長を遂げている。ライフスタイル薬はインド医薬品市場の9.3%のシェアを占め、抗感染薬の16%、胃腸薬の11%に次いで3番目の市場規模を有する。
EPLは分子研究にそれほど力を入れていないが、その代わりライセンス契約を通じて世界的な研究の成果をインドに紹介する方針だ。イミダプリルの年間売上は、発売後3年で20~22クロー(US$459万-505万)に達するものと見られる。EPLは向こう2年間にこの種の方式により15製品を発売する方針だ。血圧降下剤市場には目下Merck、Sun Pharma、Nicholas Piramal、AstraZeneca等のプレーヤーが存在すると言う。
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