2005-07-01 ArtNo.35838
◆Accel、電子/ソフト会社Transmatic Systemsの買収再編完了
【チェンナイ】Accelはケララ州Thiruvananthapuram拠点のTransmatic Systems Ltd (TSL)を買収するとともに、自社子会社2社及びティルバナンタプラムのテクノパークを拠点にする組込ソフトウェア会社Ushus Technologies Private Limited(UTPL)をTSLに合併し、新会社Accel Transmatic Limited(ATL)を組織するプロセスを完了した。
ザ・ヒンドゥーは6月28日、APLの発表を引用し以上のように報じた。ATLによると、同社はカスタマイズされたソフトウェア・ソリューション/組込システム/VLSIの設計・開発/BPO(Business Process Outsourcing)領域の様々なソフトウェア・アプリケーションに関わるエンド・ツー・エンドのソリューションを提供する。
ATLの前身TSLは、M R Narayanan/T Ravindran両氏が1986年に、Kerala State Industrial Development Corporation及びIndustrial Development Bank of India(IDBI)の出資も得て、ケララ州に設立したもので、当初は専門的電子製品や通信システムの開発・製造を手がけていた。
TSLはその後ICICI傘下のベンチャー・キャピタル会社TDICIの資金を得て、米国企業OutPut Technology Corporation (OTC)と提携、高速ドット・マトリクス・プリンターの製造を開始した。
1994年に株式を公開、ムンバイ/チェンナイ/コーチンの証券取引所に上場したTSLは、チェンナイ拠点の情報技術(IT)ビジネス・グループAccel Limitedに接近、2002年同社の傘下に加わった。
Accel LimitedはTSLを傘下のAccel Software and Technologies及びAccel IT Academyと合併するとともに、UTPLを買収、2004年1月1日にATLを組織した。同合併の法的手続きは2005年2月9日に完了した。
TSLは、電子ハードウェアシステムに関わるデザイン/製造業務を、UTPLは、エンジニアリング及び組込アプリケーション領域のソフトウェア開発サービスを、Accel IT Academyはネットワーク/セキュリティー/組込システム/VLSIデザイン技術領域の訓練を、それぞれ強みとしている。
ATLの2005年3月期売上は前年の1億1400万ルピーから2億8000万ルピー(US$643万)に拡大、営業利益は同1260万ルピーから4000万ルピー(US$92万)に217増加、税引き段階では、前年の3274万ルピーの損失から680万ルピー(US$16万)の黒字に転換した。
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