SEAnews 2005-07-01 ArtNo.35835

【ムンバイ】マハラシュトラ州ムンバイ都市開発局(MMRDA:Mumbai Metropolitan Region Development Authority)は、ムンバイ地下鉄計画(Mumbai metro rail project)第1期工事の価格入札(financial bids)を近く募集する。
ビジネス・スタンダードが6月29日伝えたところによると、ＭＭＲＤＡのChandrashekharプロジェクト部長は同紙に以上の消息を語った。それによると、関係入札は7月半ばまでに募集され、入札審査は今年末までに完了する。
技術入札の審査は既に完了し、6社が価格入札に参加する。金融アレンジは2006年6月までに完了、契約はＢＯＴベースで発注される見通しだ。
第1期プロジェクトの見積もりコストは1500クロー(US$3.445億)、政府と民間部門が各190クロー(13%)を拠出、残りの74％は借入で賄う。特殊会社(SPV:special purpose vehicle)が設立され、市場における借り入れを引き受ける。第1期プロジェクトではVersova-AndheriとGhatkoparを結ぶ全長15キロの高架鉄道(raised rail corridor)が建設され、2008年までの完成が目指される。
第2期プロジェクトではColabaとKandivili地区CharkopがMahim経由で結ばれ、全長36キロ、第3期プロジェクトではMahimとMankhurdがBandra-Kurlaコンプレックスを介して接続され、全長12.8キロ。
第2期／第3期プロジェクトのファイナンスにはデリー・メトロと同様の方式が採用される。
ムンバイ市内の人口の88％が鉄道を利用するものと見られ、市内のピーク時の交通混雑が最大40％軽減される見通しと言う。