【ニューデリー】インフラ中核産業6業種の5月の成長率は5.6%と、昨年同月の6.7%に比べ鈍化した。しかし前月の3.6%の伸びに比べやや改善した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとインディアン・エクスプレスが6月28日、商工省産業政策促進局(DIPP:Department of Industrial Policy and Promotion)の発表を引用し伝えたところによると、5月の石炭生産は11.2%増(2.9%)の3070万トン、電力生産は10.5%増(3.2%)の5302万7000ユニットと、昨年同期の伸び(括弧内の数字、以下同様)を上回る目覚ましい復調を見た。しかし石油精製は6.1%減(13.8%)の961万1000トン、原油生産は1.9%減(8.2%)の283万トン、セメント生産は3.1%増(-1.4%)の1129万トン、鉄鋼完成品は5.1%増(13.5%)と、概して振るわなかった。
この結果年初2ヶ月(2005/4-5)の中核インフラ産業の成長率は4.9%(8.2%)と、昨年同期の伸びを大きく下回った。内訳を見ると、石油精製は6.9%増(13.6%)の1855万トン、原油生産は1.2%減(8.8%)の563万トン、石炭生産は9.7%増(5.1%)の612万トン、電力生産は6.7%増(6.8%)の1億334万ユニット、セメント生産は3.1%増(-%)の1129万トンとなっている。