【ニューデリー】主に自動車部門と建設部門の旺盛な需要に牽引され、国内鉄鋼産業は8%の成長が見込まれる。
インディアン・エクスプレスが6月27日報じたところによると、Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)は最近発表したレポートの中で以上のように見通している。それによると鉄鋼需要は年率7%の伸びが見込まれるが、供給は引き続き逼迫するものと見られる。自動車部門に関して言えば、2005-06年の乗用車両(passenger vehichles)製造部門の伸びは22%、商用車(commercial vehichle)部門のそれは27%、自動三輪車部門のそれは5%、二輪車のそれは16%に達するものと予想される。
鉄鋼需要の2003-15年の間の伸びに対するインフラストラクチャー部門の貢献度は23%と、最も高く、建設部門の22%がこれに次ぐ。政府が推進する多くのインフラ・プロジェクトや建設部門に対する外国直接投資(FDI)規制の緩和が、鉄鋼需要拡大の鍵になる。
鉄鋼需要の伸びの18%は製造業部門、12%は自動車部門、9%は耐久消費財部門、19%はその他の部門で占められるが、2004-05年度に限っては自動車部門の同貢献率は16%だったと言う。