【チェンナイ】シャープが完全出資するSharp Business Systems (India) Limited (SBSIL)は、情報技術(IT)及びビジネス・ソリューション部門に照準を合わせ、事務機製品の市場シェア拡大を図る。
ザ・ヒンドゥーが6月22日伝えたところによると、SBSILのSunil K. Sinha重役(CEO)は同紙に以上の抱負を語った。それによると大部分のベンダーがフルカラー多機能デジタル・システム市場への進出を図っており、同社もフルカラーのオフィス自動化機器を発売、同潮流に身を投じた。主にハイエンドとミドルエンドの市場に照準を合わせている。
現在インド市場ではA-3プリンター10万台、A-3コピア3万6000台ほどが販売されているが、シャープがインドに製造拠点を設けるには不十分である。このためSBSILはその製品を日本、タイ、中国、マレーシアから輸入している。昨年の売上は71クロー(US$1631万)で、シャープ製品の市場シェアは現在14%ほどだが、今年は売上を20%アップ、2006年3月までに市場シェアを16%に拡大することを目指している。ビジネスの50%近くは政府機関で占められ、中規模及び大規模企業が残りを占めていると言う。