2005-06-22 ArtNo.35775
◆Kinetic 、事業再編し年商US$2.3億目指す
【バンガロール】Kineticグループは向こう2、3年間に組織を再編、3年内に年商1000クロー(US$2.3億)の達成を目指している。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが6月17日報じたところによると、キネティック・グループのSulajja Firodia Motwani重役(MD補)は16日記者会見し、以上の計画を明らかにした。それによるとこの日お披露目したItaljet製スクーターの貢献により、Kinetic Motor Company (KMC)は今会計年度中に、またエンジン及びギアボックスを含むコンポーネントの製造も手がける姉妹会社のKinetic Engineering Ltd(KEL)は次期会計年度に、それぞれ黒字に転換するものと見られる。計画はまだ固まっていないが、今後数年間にグループのパフォーマンスは改善する見通しで、グループの合計売上は現在の250クロー(US$5742万)前後から、3年内に1000クロー以上に拡大するものと見られる。
グループは今会計年度、モーペッドとモーターサイクル合計10万台、スクーター13万5000台をを販売、国内売上の20~25%の成長実現を目指している。またモーターサイクルとスクーター合計3万5000台を輸出する計画だ。
グループはスクーター・ビジネスに照準を合わせるが、モーターサイクル・ビジネスから撤退する考えはない。また米国市場における他社との提携の可能性を探っており、韓国のモーターサイクル・メーカー、Hyosungを仲間に引き入れ、スクーターを輸出できないか検討している。
Italjet製スクーターの販売台数は今年少なくとも5万台、来年は10万台に達し、2年内にスクーターの合計販売台数は20万台を超えるものと予想される。
この日お披露目した50~250ccエンジン搭載の7モデル(Millennium/ Formula/ Velocifero/ Euro/ Dragster/ Torpedo/ Jupiter)は、ラジカルなスポーツ・タイプから復古調まで幅広く、価格は3万~5万ルピー。Millenniumは6~8週間以内に、Euroはヒンドゥーの祝日Diwali前に売り出され、その他のモデルも向こう2、3年内に段階的に発売される。しかし、一部のモデルは専ら輸出される。
KMCはプレミアム・レーンジの製品にマッチした新ロゴを採用するとともに、国内の主要30都市に45~50店のディーラーを追加、ディストリビューション網も補強したと言う。
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