2005-06-22 ArtNo.35766
◆PowerGrid、長距離送電能力を1万2000MWに拡張
【ニューデリー】国営送配電会社Power Grid Corporation of India Ltd(PGCIL)は、今年末までに異なる地域間の送電(inter-regional transfers)能力を1万2000MW(メガワット)に拡張する。これにより地域内の送電(regional transfers)能力が2500MWほど強化される。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月18日伝えたところによると、PGCILのR.P. Singh会長兼MDはこのほど催されたセミナーの席上、以上の計画を語った。それによると現在、異なる地域間の送電能力は9500MWだが、今年12月頃までに1万2000MW、第10次五カ年計画が終了する2012年までに3万MWに拡張することを目指している。
全国送電網(National Grid)プロジェクトの必要投資額は7万クロー(US$160.77億)と見積もられ、PGCILが5万クロー(US$114.84億)を拠出、残りの2万クロー(US$45.93億)は民間投資に依存することになる。
3万MWの全国送電網が完成すれば、1万3000MWの発電施設を設けるのに必要な5万2000クロー(US$119.43億)のコストを節約できる。PGCILは、送電能力を強化するため、中央給電指令所(LDC: Load Dispatch Center)の近代化も進めると言う。
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