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2005-06-20 ArtNo.35749
◆イランとのパイプライン計画は誤り:米国国務次官補
【ニューデリー】米国政府は16日、「イランとのガス・パイプライン・プロジェクトの実行は誤りであり、米国はその種のプロジェクトに反対する」と警告した。
インディアン・エクスプレスが6月17日報じたところによると、戦略システムや核兵器不拡散問題を討議するため、このほど当地を訪れた米国のStephen G Rademaker国務次官補(軍備管理・国際安全保障担当)はインド政府高官と会談後記者会見し、「イラン政府はパイプライン・プロジェクトから得た資金をテロや大量破壊兵器に費やすため、プロジェクトを実行するのは誤りと考える」と語った。同氏によると、米国にはその種のプロジェクトに制裁を加える法律があり、そうしたプロジェクトを抑制するのが米国の政策である。原子力管理に関するインドの法制は立派だが、より重要なことは法律をどう執行するかであると言う。
米国政府はパキスタンに対して制裁措置を講じるのかとの質問に、Rademaker国務次官補は「米国はまだ同プロジェクトに対する公式な姿勢を明らかにしていない」と語った。これ以前には、Condoleezza Rice国務次官が制裁を示唆したと報じられていた。Rademaker国務次官補はこの点に関して「我々は一般論を述べているのであり、依然として提案段階にあり、公式な立場は表明していない。何故なら双方は依然として交渉を続けている」と付言した。
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